浅黒い カラカラ笑う 喜びが  タイルを走る 背中に残る

Photo by Nicolas Horn on Unsplash

 浅黒い カラカラ笑う 喜びが

 タイルを走る 背中に残る

 

 夜の深夜帯、厨房の真ん中についている屋上へ続く階段への扉を開け放った先から、寂れた夜の空気が流れ込んでくる中、彼は本を読んでいた。退屈で退屈で仕方がなかった時間だが、話せばカラカラと笑ってくれる彼の笑顔が胸が明るくなる記憶として残っている。

 まだ働いているのだろうか?私が勤めた七年間は間違いなく彼と共にあったし、大事な友人としてしっかりと刻まれている。就職しろ就職しろ、と言われ続け、そしてそれを聞き流しに聞き流し続けた彼。元気にしてるだろうか。

 面と向かない遠くなら、ありがとうと照れずにいえる。

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