白ベール顔にかけられ祝福を  空飛ぶ大地楽園産まれ

 

 白ベール顔にかけられ祝福を

 空飛ぶ大地楽園産まれ

 

 世界は黒く汚泥に満ちた空気のように感じていた。食べ物や住むところには限りがあって、寿命は人間を大人に見せる魔法と化していた。しかし実際は、幕の下がった舞台であったように、目的のために切り取られた限られた世界であり、生のほんの一部の時間であったことがわかった。

 この肉体から離れ、魂となれば、まだ私は産まれたばかりの赤子で、母なる光と土と空に抱かれ、青海にたゆたう大陸の上で、ほんの指先程度の小さな真珠を世界と呼んでいるだけのことだったのだ。

 祝福は続く。なぜなら私たちはまだ本当の世界がどんなものかわかっていないのだから。生まれた喜びは、人である間、唄われ続ける。

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