縄をかけ麻の香りが鼻先に  締めれば首を徐々に締めゆく

 

 縄をかけ麻の香りが鼻先に

 締めれば首を徐々に締めゆく

 

 今すぐじゃないと死ねない。時間が経てば急速に生気に溢れた身体から、お湯を吸う麺のように死のうという気持ちがほだけていってしまうから。一瞬の間違いは、膝下あたりの小さな塀を越えるだけなのだが、圧倒的な暗がりとして存在しているのだからそれで合っている。越えるなら一瞬だ。私の神が気付かぬうちに。一瞬の隙を突いて飛び越えるのだその縁を。

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