赤いてん 浅黒い肌 歩いてる  焼ける焼けると 悪魔が笑う

Photo by Christopher Campbell on Unsplash

 

 赤いてん 浅黒い肌 歩いてる

 焼ける焼けると 悪魔が笑う

 

 黒の三白眼が笑う。ギザギザの体を甲高く毒に染まった血のような黒々とした赤い体を燃やしながらそれは気がつけば肩に手を置いている。一つの前兆もなく、まるで日本全国ダーツの旅で芸能人が訪れるかのように、目の前にソレは現れる。

 出会ったら最後だ。彼らは命を食べて、それを糧に動くのだから。人間が動物を殺して食べるように、ただ彼らが生きるのに必要だから、という理由で殺され食べられる。

 死はそうやってやってくる。逃げられはしないだろう。私たちはここで生きていくことしかできないのだから。外から得たいのしれない速度と方法で現れ、未知の力を駆使する彼らはまるでレーザーカッターのような赤い光を使ってジュっと腕を焼き割いて、渋滞した高速道路をバイクが走り抜けるような勢いで人間の心の臓に手を伸ばし、ニンマリ笑って喰らうのだ。

 美味しいね。

 とある死はそうやって訪れる。

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