連続のピンポン音で「義母きたか」  怒り常套出会えば笑顔

 

 連続のピンポン音で「義母きたか」

 怒り常套出会えば笑顔

 

 屋上で紫煙をふかしていると、階下から扉を叩く音がした。隠れているため、出迎えることもできずただ息を忍ばせていた。ラインでは常に叱られっぱなしなため条件反射でもついてしまったのかもしれない。

 音がしなくなってから部屋に戻ると、義母が布団の上にペタリと座っていた。

「お前さー」の言葉から、いつもの責め苦が始まったがすぐに破顔した。嫌いじゃない、と前に言われていたことを思い出す。義母と会うのは久しぶりだった。口ではいろいろ言うものの、いつもご飯や体調、暮らしを気にかけてくれている。義母を一言で表せば『不器用』という言葉が当てはまるだろう。

 怒られっぱなしも困るけど、その奥にある優しさが乾いた心に染み入ります。

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